ビジネス・プライオリティ・エクササイズは、ステークホルダーが達成しようとするビジネス価値を高めるために、何が最優先事項であるか、1万フィート上で合意させるための協調的アプローチです。
これは、実際のバリューストリームに結びつかないような機能に直接飛びつくのではなく、ビジネス価値を高めるために何を重視すべきかを、まずチームが1万フィート(約1,000メートル)の高さから確認するのに役立ちます。
優先順位を議論しているうちに、現在の課題だけでなく、誰にも見えていなかったポジティブな面も浮かび上がってくることがあります。
- 多角的な視点を持ち寄る
- ペインとゲインの共通理解
- ブレインストーミングで、将来の夢を描く
- インスピレーションと動機づけ、信念の創出
- ステークホルダーの賛同を得る
まず、当該プロジェクトで実現したいビジネスの優先順位トップ3~4をグループに選んでもらいます。
- チーム内で各優先事項を確認し、例を挙げる(注意:誘導尋問しないでください!)。参加者がこの言葉をどのように理解しているか、オープンなディスカッションを行うことにより、この言葉をより明確にとらえ始めます。
- チームが何かを見逃している場合に備えて、新しい優先事項を追加するための空欄をいくつか設けておく。
- 一度、用語の理解を共有したら、ドットマークを使用する。そして、トップ3に投票してもらい、その意図をマインドマップで確認する。
- チームが上位3つを決めたら、各優先事項を順番に取り上げ、より詳細な議論を行う。色違いのマーカーを使い、現在抱えているポジティブなこと、課題、そして議論されている分野での将来の希望を示す。
- インパクトマッピングと似ているが、よりアドホックで非構造的。
- チームは、「なぜ」物事を行うのか、そして認識されている利点に焦点を当てる必要がある。
次のステップとして、「プライオリティスライダー」を使って、参加者がどのような課題や希望を抱いているのかを把握してみましょう。