失敗を祝う

失敗の根本原因についてチーム全体の意識を向上させる
Contributed by

Jack Stevenon

Donal Spring

Published August 17, 2018
Collection
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概要

「失敗を祝う」というプラクティスは、チームメンバーが非公式で安全な環境に集まって、プロダクトでうまく行かないことやその理由を共有します。 「失敗を祝う」は、プロダクトを開発している途中でも行うことができます。それによってチーム全体で根本原因を把握ことができるようになります。 開発中、チームメンバーが継続的に見直すために失敗の根本原因を大きな付箋に書いておきます。

メリット

このプラクティスの第一のメリットは、根本原因に対するチームの意識を高め、チームに実際の世界で起きたことを提供し、同様の失敗原因が発生したときに備えられることです。 つまり、チームメンバーは、付箋に書かれた根本原因に関する情報をいつでも参照できることで、「Xの行動が将来的にYの失敗につながる可能性がある」といった会話をすることができます。 失敗についての透明性は、信頼を築く誠実さと勇気を示し、チーム、スポンサー、ユーザー間の信頼を築くのに役立ちます。

実施方法

まず、チームは新しいプロダクトの検査活動の一部として、非公式で安全なな環境に集まります。 そして、各人が根本原因にまつわる話を、大きな付箋に要約します。 各人がそれぞれ自分の書いたことを共有して、よく見える場所に貼ります。 参加者は自分が体験したことだけを共有するようにしましょう。 次のような要素が入っていることをおすすめします:「文脈(短く書く)」「根本原因」「プロダクトに対する影響」 プロダクトオーナー、スポンサー、ユーザなどがこのプラクティスに参加することは歓迎です。

もし、開発中に新しい失敗が見つかったらボードに追加します。それによってチームは失敗や原因について再び認識を高められます。これは、その場で実施することもあれば、レトロスペクティブで実施することもできます。

実施例


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