🧠 認知負荷(Cognitive Load)メーター 🌡

認知負荷を測定し、集中力を高めるシンプルなツール
Contributed by

Fabio Pereira

Jorge Galdino

Published July 21, 2021
Collection
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概要

認知負荷(Cognitive Load)メーターは、チームの認知負荷を測定するためのシンプルなツールです。認知心理学において、認知負荷とは、ジョン・スウェラーが「認知負荷理論(Cognitive Load Theory)」という本の中で言及しているように、作業記憶(working memory)の使用量、または作業記憶で使われている心的活動の総量のことを指します。

このツールはいつ使えばいいか?

チームが以下のような何らかの兆候を表している場合:

  • 情報やタスクに圧倒される
  • 想定される需要に対応できない
  • 多くの優先事項をこなす必要がある
  • 本当に大切なことに集中することが困難

メリット

チームの認知負荷を測定することで、チームの生産性、集中力、モチベーションを向上させ、燃え尽き症候群のリスクを軽減することもできます。

Matthew SkeltonとManuel PaisによるTeam Topologies理論では、チームの重要な要素として、チーム認知負荷(Team Cognitive Load)に言及しています。SkeltonとPaisによれば、「認知的負荷について語るとき、どんな人でも、ある瞬間に脳内に保持できる情報量に限界があることを理解するのは簡単だが、同じことが、チーム全員の認知のキャパシティを単純に足し合わせることで、1つのチームにも起こるうる。」 また、「あるチームに責務を割り当てるとき、認知負荷について議論することはほとんどない。おそらく、利用可能な能力と認知的負荷の両方を定量化するのが難しいからだろう」とも述べています。Pain Scaleのような他の主観的尺度にインスパイアされて、Fabio PereiraJorge Galdino は、このツールで使用する主観的認知負荷尺度を作成しました。

チームの認知能力が限界を超えると、遅延や品質問題につながり、しばしばチームメンバーのモチベーションが低下します。また、認知的作業負荷が高い人は、燃え尽き症候群の割合が高くなることが研究によりわかっています。

実施方法

このツールは、Googleフォームの上に構築されており、非常にシンプルで使い勝手が良い:

1. コピー - ツールをコピーをする こちら

2. カスタマイズ - チーム名(TEAM_X)を変更する

3. 共有 - この手順でチームに送信する

4. 分析 - このシートでチームの反応を分析することができるようになる

実施例

参考

🧠 認知負荷(Cognitive Load)メーター 🌡 をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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