Val Yonchev
HMWは "How Might We ...?" の省略形です(訳注:日本語では「どうすれば〇〇できるだろうか?」などと訳されます)。 これは、ある問題を、なんらかの観点から行動的な質問に変える分析的なテクニックです。 HWMは、イノベーションにつながるような創造的問題解決や洞察を促進するためによく使われます。 ブレインストーミングにも使えますが、必ずしもブレインストーミングのやり方である必要はありません。 また、デザイン思考のワークショップの一部として取り入れられることもよくあります。
1970年代にP&Gによって有名になりましたが、起源はギリシャの哲学者まで遡ります。
課題、観点、"どうすれば〇〇できるだろうか?"の形式になっている質問(複数)が必要です。 - 良い課題/問題の設定は、時間がかかることもありますが、良い結果を得るために必須です。また解決策を示唆したり、範囲が広すぎないようになっているべきです。
- 観点は参加者が重要なアクターに共感しやすくするためのものです。
- 複数のHMW質問をすることで課題を深く理解し、異なる観点を明らかにすることができます。以下は課題に対してHMW質問にするこで明らかになる観点の例です。
HMWは創造的な問題解決を可能にし、決まった思考のパターンから外れて考えることを助けてくれます。特に、ある方向に長い時間を費やしたり、チームが「集団思考」に陥ってしまったり、詰まった感じがするときに特に役立ちます。 また、枠組みや型を壊すのに役立ち、新しい解決策を生み出すことができます。 さらに、HMWは他の多くの手法を強化し、「プラグイン」することが容易にできます。特に、新しいアイデアを探している時にとても役立ちます。
HMW (どうすれば〇〇できるだろうか?) をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。