希望と不安

新しい旅を始める前に、チームの期待と疑問を明らかにする
Contributed by

Cansu Kavili

Donna Benjamin

Published February 04, 2024
Collection
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概要

「希望と不安」は、チームメンバーやプロセスに関わるステークホルダーの期待、願望、懸念を発見するために用いられるプラクティスです。このプラクティスの目的は、達成できることについての前向きな願望(希望)と、これからの旅に伴う潜在的なチャレンジや 不安(恐れ)の両方を明らかにすることです。

メリット

希望と不安を活用することで、チームは潜在的な課題に積極的に対処し、望ましい成果を達成するために、より焦点を絞った一致したアプローチを生み出すことができます。

最初からすべてをオープンにすることで、プロジェクトの緊張感や不確実性を取り除くことができます。また、ステークホルダーそれぞれが最も重要なことを発言し、議論する時間を与えます。

さらに、メンバーが抱負や願望、懸念を共有し、共鳴や相互理解を見出すことで、チームスピリットが培われます。

実施方法

  1. 希望と不安のエクササイズは、全員がオープンで正直であるときに最も効果的です。参加者が希望と恐れを分かち合い、話し合うには、心理的に安全な環境でなければなりません。
  2. ホワイトボード(またはバーチャル・ホワイトボード)を2つのエリアに分けます。1つのエリアに 「希望」、もう1つのエリアに 「不安」のラベルを貼ります。
  3. 希望や不安を付箋に書いてもらいます(それぞれの付箋には希望か恐れを1つだけ書く)。
  4. 付箋紙をボードの適切な場所に貼ります。
  5. プレイバックとディスカッション。新たなテーマや共通のテーマを抽出します。
  6. 成果物は、参加者の目につくところに掲示しておきます。進捗状況を追跡し、ボードを更新するために、頻繁にそれを参照します。実現した希望を祝い、溶けてなくなった不安を取り除いていきます。長引く不安には必ず対処します。

実施例

参考

希望と不安 をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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