インパクトマッピングは魅力的でグラフィカルな戦略的プランニングの手法です。 Gojko Adzic 氏によって2012年に紹介されました。インパクトマッピングを実践することで 以下のようなことが得られます。
- あなたの取り組みの目標、または問題提起に対する理解の共有
- プロジェクトが成功するために必須の人間の行動における変化(この手法の名前の由来にもなっているインパクト)
- (前述の)インパクトを引き起こすために考慮すべきプロジェクトスコープ
- スコープやインパクトの優先順位
- 上記のような情報の物理的、もしくいは、デジタルの図表
必要な参加者
- ファシリテーター
- プロダクトオーナー
- Project Sponsor, both technical and business * プロジェクトスポンサー(技術、ビジネスの両方)
- アーキテクト
推奨する時間
最も短い場合:
- セッションの前に2〜4時間程度、目的や問題定義の準備をする時間。(横道にそれないようにするために非常に重要です)
- (任意)現在の理解をベースにしたインパクトマップのアウトラインを作るために2時間。テーマを参加者に紹介するために使う。
- 4時間以下(+休憩)のファシリテートされたセッション
- 一回のセッションは60-90分でファシリテーションする
- 個々のセッションは別の日に実施しても良い
For the executive level session format, see the Impact Mapping book in the links section below. エグゼクティブレベルのセッションのフォーマットは、以下のインパクトマッピングの本を参照のこと
難易度
ファシリテーションに必要な資材
デジタルの場合:
- マインドマッピングツール。(coggle がおすすめ)
アナログの場合:
- 大きなホワイトボード
- ホワイトボードマーカー
- 付箋
- 付箋用のマーカー
どのようにフィットするか
- 一般的には、Open Practice Library の Discovery のエリアにある Why で行われます
リモートで実施する場合のヒント
リモートのファシリテーションはフェイス・トゥ・フェイスの場合と大きく違いはありませんが、プロダクトオーナーによって設定されるドラフトの目的はより明確にする必要があります。
ステークホルダーや機能横断的なチームがいるとうまくいきますが、すべての情報を一回のセッションで集めることは難しいかもしれません。各回の間に人々がレビューしてギャップを埋めることができるように間隔を置きながら、この演習を2〜3回実施するとよいでしょう。
ファシリテーターだけがマップを更新していると、単一障害点になってしまうでしょう。(つまり、ファシリテータだけでアップデートしないようにしましょう)
フェイス・トゥ・フェイスの場合より、時間がかかるかもしれません。
関連するプラクティス
- Start At The End も、同じようなアウトプットを生み出す方法です。Start At The End と比較して、インパクトマッピングはドメインに対してより忠実な理解を生み出すことができますが、ファシリテーションの複雑さが増すという代償を払う必要があります。一般的に、インパクトマッピングはプロダクトやサービスを構築することに向いていて、Start At The End は組織変更や漠然とした取り組みに向いています。