イテレーション (スプリント) プランニング

プロダクトオーナーとチームが共同で、イテレーション(スプリント)ゴールを達成するために必要な作業と労力を定義する会議です。
Contributed by

Sandra Arps

Tim Beattie

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Published August 29, 2018
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概要

  • 開発チームがプロダクトオーナーと協力し、次のイテレーションで注力するゴールと成果を一致させるためのイベント。
  • チームメンバーはこの機会に、イテレーションに受け入れる機能に対するプロダクトオーナー(および彼らが代表するステークホルダー)の受け入れ基準(または満足の条件)について、さらに理解を深めます。
  • チームメンバーは、プロダクトオーナーの要求する条件と、Doneの定義が満たされるレベルでフィーチャーを提供するために、幅を持たせたできるだけ細かいタスクに分解します。

メリット

  • イテレーション期間中、チーム全体が成功するように設定します。チームは、作業を完了する必要がある終了日(デッドライン)が設定されている場合、より目標や活動に集中する傾向があります。イテレーション全体の目標を念頭に置くことで、チームの集中力を維持し、プロジェクト全体の進捗を確実にします。
  • 取り組むべき機能についての整合性・共通理解を提供します。
  • プロダクトに次の機能を追加するうえで必要なすべての作業タスクを決定するために、チームメンバー全員が協力して行う集中的なセッションを提供します。
  • 短時間に集中して、次の成果を達成するための自信をチーム全体に持たせ、それを達成するためにコラボレーションする場を提供します。

実施方法

  • 典型的なイテレーションは1週間から4週間の間です。イテレーションの最初に、チームはプランニングミーティングを開き、議論し、機能をタスクに分解していきます。
  • イテレーション会議は、1週間のイテレーションで平均1時間程度かかります。同じ考えで、2週間のイテレーションでは、平均2時間かかるでしょう。
  • ミーティングでは、プロダクトオーナーは優先順位をつけたプロダクトバックログを持っています。各機能は、DevOpsチームと議論され、グループ全体で労力を見積もります。次に、チームはイテレーション予測を行い、プロダクトバックログからどれだけの作業を完了できるかのアウトラインを示します。その後、作業の機能がイテレーションバックログになります。

INPUTS:

  • プロダクトオーナーからチームへの優先順位付けされ、定義されたユーザーストーリーの特定セット
  • Capacity – 誰が対応できるか、この期間に休日や大きな会議がないか、など。
  • Velocity – 最近、チームはどれくらいの成果を上げているのか
  • Feedback ,Retro Actions and training – 他にどんな価値を提供できるのか?

AGENDA:

  • 優先順位付けされたユーザーストーリーについて各自でレビュー
  • 一人5分の持ち時間で、最後の確認・質問をする
  • 各自が自分の担当するストーリーを選ぶ(他のチームメンバーとの共同作業も可)
  • 各自5分間で、次のスプリントで完成させるストーリーと、その優先順位との関連性を共有する
  • グループで、ギャップ/懸念事項を出し合う

OUTPUTS:

  • 前のスプリントを終了させ、次のスプリントのために、適切で合意されたと思われる量のストーリーが決定される。

リモートワークでのTips

  • リモートでも問題なく実施可能だが、準備が重要。

  • バックログの整理が行われ、バックログが良好な状態にあること、カードが「ready」の定義に適合し、優先順位がつけられていることを確認すること。

  • バーチャルツールを事前に準備する。できるだけ多くの情報と作業スペースを作成し、表示しておく。

    • スプリントゴールのスペース

    • チームカレンダーのスペース

    • チームベロシティーの表示

    • パーキングロットのスペース etc.

  • バーチャルタイマーを使って、ディスカッションのタイムボックスを作る。

  • 見積もりやサイジングのためのオンラインツールを活用する。

  • ディスカッションは少し難しくなるので、ディスカッションを軌道に乗せ、全員が参加し、貢献できるようにするためには、ファシリテーターが重要な役割を果たします。

  • 一人がファシリテーターになり、全員のものを共同編集するのがよいでしょう。会議の冒頭でこれを明確にする。

  • セッションのアウトプットを、合意した目標とコミットメント、ストーリーとその内訳の要約として記録し、全員が利用できるようにする。

  • カメラはon。

  • 定期的に休憩を取る。

参考

イテレーション (スプリント) プランニング をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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