rhdojun
「フローを管理する」プラクティスでは、人ではなく、作業アイテム(例:タスク、問題、プロセスのステップ)に最適化の焦点を当てます。つまり、メトリクスも人々ではなく作業項目に焦点を当てます。 (訳注)その上で、作業の流れ(プロセス)最適化することで、完了させる作業を増やします。
誰もが一度は経験がありますが、全員が多忙で過労状態になると(訳注:人の稼働率が100%になっているような状況)、作業の進行がだんだん遅くなることがあります。
このような状況のように皆が忙しい方が良いでしょうか?それとも、同じ時間内にもっと多くの作業が終わる方が良いのでしょうか?
普通に考えれば、後者がはるかに重要です。人の稼働率が高いことよりも、作業が完了することのほうが重要です。
しかし、従業員の稼働率などの間接的なメトリクスを重視していると、この結論にたどり着くことはできません。 そうではなく、タスクがどれくらいの期間あるプロセスにとどまっているかなど、作業アイテムに関連するメトリクスを追跡する必要があります。
その上で、作業アイテムが行き詰まっている場合には、それが可視化されるようにし、チームでなぜ行き詰まったのか、次回はどのように避けるかを一緒に分析することで最適化(作業を早く完了させる)できるのです。
フローを管理するための典型的な活動は以下の通りです:
人々が行っている作業を可視化する
進行中の作業アイテムを制限する(項目が行き詰まる場所を確認し、例外を建設的な方法で処理するために十分な自由なリソースを持つ)
作業アイテムがパイプラインをどれだけ速く通過するかを追跡する
行き詰まった作業アイテムが再び行き詰まらないように、プロセスをどのように変更するか考える
流れを管理する をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。