一般的なプラクティスとしてのメンターシップは、人々の間に知識を広める最も古い形態のひとつです。このプラクティスのバージョンでは、メンターとメンティーに分かりやすさと整合性を提供するために、ビジュアルボードを活用します。このプラクティスは、必要なときに活用されることを意図しており、メンターシップごとに関連性の低い要素となる場合もあります。 メンターシップは完全に非公式なものである可能性があり、このプラクティスは、軽量な構造から恩恵を受けるであろうメンターシップをサポートするように設計されていることに着目してください。

このメンターシップのフレーミングは、リサーチに基づいて開発され、remote:afコミュニティによって共同デザインされました。イベントのビデオを以下に掲載します。

メンターシップ・パターンの使用例画像は、テンプレートとの共有リンクで提供されています。

メンターシップは、組織のヒエラルキーにとらわれない情報チャネルを強化し、継続的な学習と能力開発を提供することができます。学習と能力開発のプラクティスとして、メンターシップは、メンターとメンティーにキャリアの成長をもたらす効果があります。

メンターシップはしばしば非線形であることがあり、メンターシップの過程で、メンターとメンティーの役割が変化することがあります。より幅広い文脈をサポートするために、プラクティスは3つの領域に区分されています；

• 調整（Alignment） – メンターとメンティーの間での調整
• セッション（Sessions） – 成長と学習を促進するもの
• 反応（Reflection） – メンターシップとその進化

各セクションの完成例は画像セクションに掲載されています。

調整（Alignment）

Story.Meカード

ラポールとは人と人との関係の基礎となるものです。Story.Meカードは、境界線の中で自己開示を促し、お互いをよりよく知るための簡単なプラクティスです。このプラクティスは、特にメンターシップそのものに焦点を当てています。もしあなたがラポール構築の練習としてStory.Meカードを使わないのであれば、メンターとメンティーがお互いを知るためのスペースを確保することを強くお勧めします。Miroverseで入手可能なStory.Meカードへのリンクは、下に記載されています。

推奨のセッション時間: 10 分

メンター/ メンティーのコンテキスト

このプラクティスの最初のアクティビティは、メンターとメンティーがメンターシップから何を達成したいかを探求する場を設けることです。このアクティビティとStory.Meカードを組み合わせることで、最初のメンタリングセッションの準備ワークとして役立ちます。

モチベーション

このセクションの6つの質問は、メンター／メンティーの考察を促すために提示されています。

1. あなたにとって重要な歴史は何ですか？
2. 最もやりがいを感じた仕事は何ですか？
3. この1年でエキサイティングだったことは何ですか？
4. 今後は何に力を入れていきたいですか？
5. あなたは何にやりがいを感じますか？
6. あなたにとって何に集中することがエキサイティングですか？

各質問に対する少なくとも1つの答えを、カードの空欄に記入します。

潜在的ゴール

あなたのモチベーションを振り返り、このメンターシップを通じて達成したい潜在的な目標をいくつかブレインストーミングしてください。モチベーションのセクションの回答からテーマを探し、インスピレーションを得ましょう。メンターとメンティーは、メンターシップ合意書の中で目標について合意することになるので、ここで向上心を持つことは有効です。

境界

効果的なメンターシップには、集中力を維持するための境界線が必要です。これはまた、メンターシップの開始時に、メンターとメンティーが期待することの矛盾を探るのにも役立ちます。境界線セクションには、メンターシップに関するトピックや懸念事項を記入してください。守秘義務、個人的な質問に対する制限、フィードバックの共有方法などについての配慮を含めることが重要です。

メンターシップ合意書

このスペースでは、メンターとメンティーのコンテクストを合わせて、メンターシップのルール、ゴール、リズムについて合意します。この活動を紹介するために、メンターとメンティーがそれぞれのコンテキストを発表することが有効です。

推奨のセッション時間: 30 分

私たちの境界

メンターとメンティーの双方にとって重要な境界線について話し合い、合意します。どのようなトピックがメンターシップの範囲外であるかについて、共通の見解を作ります。歩み寄りによって、メンターとメンティーの境界線間の対立を緩和します。対立が調整できない場合は、このメンターシップを継続すべきかどうかについてのオープンな話し合いに移行します。

Note: 「合意された振る舞い」には、守秘義務に関する項目があります。

成果/アウトカム

メンターシップの目標を立て、それに同意します。理想的には、メンターとメンティーが一つの目標を共有し、焦点を合わせることです。複数の目標を書く場合は、メンターとメンティーの潜在的な目標またはモチベーションのいずれかに関連していることを確認します。

期間・間隔

質問に対して適切な内容を把握します。混乱を避けるため、必要に応じて詳細を追加することを検討します。

• メンターシップはいつ終わるのですか？
• どのくらいの頻度で会うのですか？
• 連絡を取り合うためにどんなツールを使うのか？

合意された振る舞い

メンターシップにおいて示されることが期待される振る舞いを把握します。通常、メンターとメンティーの両者は、合意された振る舞いを維持する責任を等しく負うべきです。

• 物事が難しくなったとき、私たちはどのようにコミュニケーションをとるのか？(対立を乗り越えるために）
• 私たちは何を期待し合えるのか？(標準的な行動に対する期待）
• 守秘義務の対象は？(守秘義務の具体性）

セッション（Sessions）

メンターシップのタイムライン

このタイムラインは、振り返りと継続的な学習をサポートするために、共に過ごす時間を共有する空間を提供するために存在します。感謝、学び、リソースの3つのセクションがあります。メンティーもメンターもタイムラインを守るように振る舞います。

感謝とは、メンターやメンティーが、メンターシップによって起こった何かに純粋に感謝する瞬間をとらえることです。

学習とは、メンターシップの結果として学んだことを把握することである。

リソースは、メンターシップの過程で議論された書籍、ウェブサイト、その他の推奨資料を記録するためのものです。「開始」と「終了」は、メンターとメンティーがメンターシップ期間中の成長を関連付けるのに役立つように用意されています。

メンタリング・セッション・カード

セッションカードは必要に応じて複製することを意図しており、比較的シンプルなものです。ワークスペースとアクションの2つのセクションがあります。ワークスペースは、メンターシップ中の会話を助ける視覚的な補助として使うことができます。

反応（Reflection）

メンターシップの振り返り

メンターシップの振り返りは、メンターシップの終結を支援するために考案されたものです。このセッションはシンプルですが、メンターシップの期間やメンターとメンティーの間に築かれた関係によっては、時間がかかることがあります。

成果/アウトカム

メンターシップのタイムラインと、メンターシップ契約に盛り込まれた成果を振り返ります。これは、祝福と学んだ教訓を振り返るためのスペースです。

ネットワーク

メンターまたはメンティーをさらに支援できるネットワーク上のつながりについて話し合います。誰が学習や進歩を増幅させることができるかを考慮します。

次のステップ

メンターシップの結果として、メンターとメンティーが次に何をするかについて、メンターとメンティーの意向を把握します。