モチベーションマッピング

自分達自身や顧客のモチベーションを整理して理解する
Contributed by

Stephen Goto

Published August 11, 2021
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概要

モチベーションマッピングは、自分達自身や顧客のモチベーション(行動原理、成し遂げたいこと、プロダクトにお金を払う理由など)を理解するためのプラクティスです。 6つのセクションに分割されたキャンバスを使用し、チームやプロダクトのゴール、なぜそのゴールを達成すべきなのかの理由、背景、障害になりうるもの、目指すべき成果を定義します。

メリット

モチベーションマッピングでは以下の要素をキャンバス上で整理します。

  1. 背景/Context - 我々や顧客を取り巻く環境は何か?我々はどのようなプラットフォームの上で活動しているか?その環境に影響を与える要因は何か?

  2. ゴール/Goals - 我々や顧客は何を目指しているのか?何を達成したいのか?

  3. ゴールの理由/Reasons for the Goals - なぜこのゴールを設定したのか、動機は何か?

  4. 障害/Obstacles - ゴール達成の進行を阻む障害は何か?

  5. 目指す成果/Target Outcome - 何を以ってゴールを達成したと言えるのか、その定義は何か?

実施方法

  • キャンバスを6つのセクションに分けます。上段に1枠、中段に2枠、下段に3枠という構成です。

    • 上段の枠は、私たちがモチベーションを理解しようとしている対象の人物/Whoを記載します。
    • 中段は目標/Objectiveと背景/Contextです。
    • 下段は目標を目指す動機/Motivation、障害/Obstacle、目指す成果/Target Outcomeです。
  • チーム、部署、事業部、または組織のメンバーを一箇所に集めます。

  • 最初に、誰のためのモチベーションマップを描くのかを決め、他の枠を記載します。

  • 「目指す成果」が定義されていることを確認します。これは私たちのモチベーションマップと顧客をつなげるために必要なものです。

  • モチベーションマップは完成後、参加者が常に見ることができる場所に貼っておきます。モチベーションマップは最新の状態を示すステータスボードであり、定期的に更新する必要があります。

  • モチベーションマップは自分達自身のもの以外にも、顧客になりうる他の組織や、個々の顧客のためのモチベーションマップを作成することができます。

    • 個々の顧客に対してモチベーションマップを作成する際はペルソナを定義しましょう。
    • 顧客が期待する成果(Outcome)が、自分達が目指している成果(Outcome)と整合していることを確認しましょう。自分達の成果を達成するために、顧客に何を提供すべきかを理解するのに役立ちます。

実施例

参考

モチベーションマッピング をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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