非機能要件マップ

非機能要件をとらえるための協調的なアプローチ
Contributed by

Adam Clark

Published June 29, 2020
Collection
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概要

非機能要件マップは対象のソリューションに必要な非機能要件をとらえ、明確にするためのツールです。 ソリューションの機能の側面に焦点を当てているプラクティスではとらえにくい非機能エリアを精緻化することを目的としています。

非機能要件は、キャンバス上にあるいくつかの領域に分解され、グループごとに順に検討してきます。

Embedded Content

必要なら他の発見プラクティス で見つけたり学習したものをインプットにすることもできます。

時間 30分〜2時間程度(対象となるシステムの複雑さによる)

メリット

システムの非機能部分の共有と理解を視覚的に構造化した表現によって底上げするために行います。 完成すると、ソリューションの主要な非機能検討事項と、それらを実現するための作業について十分な見解が得られているはずです。

実施方法

  1. 参加者全員がキャンバスの各領域の見出しやその意味を理解していることを確認する
  2. それぞれの見出し重要な検討事項や要件事項を把握し、各項目に付箋を貼る。参加者の人数に応じて、1-2-4-all などのファシリテーション技術を使うなどして参加者を複数の小さなグループに分け、検討事項を収集する。
  3. 各見出しについてグループによって説明する
  4. 説明中、それぞれの付箋はどうあるべきか考える:
    • 作業が必要だと判明したものは、バックログに追加し、優先順位も決るもの
    • 完成の定義 に追加するべきもの
    • バックログアイテムの受け入れ条件の一部にするべきもの

ファシリテーションに必要な備品

デジタルの場合:

  • オンラインのホワイトボードと非機能要件マップのキャンバス

実物を使う場合:

  • 大きなホワイトボードや書き込みができる大きな壁、ホワイトボードマーカー、付箋

実施例


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