オポチュニティ・ソリューション・ツリーは、十分なオポチュニティを検討する一方で、チームのエネルギーを集中させる最適な場所を見つけるのに役立つ視覚的な支援ツールです。Teresa Torresによって作成されたオポチュニティ・ソリューション・ツリーは、プロセスに透明性をもたらし、チーム全体が決定とテスト中のソリューションに納得できるようにします。以下はその例です：

このプラクティスは、プロダクトチームがユーザーのニーズに優先順位をつけ、ニーズに対する十分な解決策を生み出し、最良のアイデアを見つける可能性を広げるために時間をかけていることを確認する素晴らしい方法です。多くの場合、チームは解決策を生み出し、その解決策が良いものであるかどうかを検討することなく、すぐに開発を始めてしまいます。しかし、「良い」というのは相対的な言葉であるため、理想的には、チームが無数のプロダクト・ソリューションを生成して比較検討し、最良の選択肢を見つけ出すべきです。

オポチュニティ・ソリューション・ツリーは、グリーンフィールドプロダクトの初期段階から、成熟したプロダクトの反復開発を推進する手段として導入する場合まで、プロダクトライフサイクルのどの時点でも使用することができます。プロダクトチームの定常的なリズムで行われている作業を可視化するために使用すると、次のようになります：

手順の概要

1. プロダクト・マネージャーに望ましい成果を選んでもらう。

2. 望ましい成果を達成するための機会（または問題提起）を生み出す。チームで話し合う。(ヒント：チームがすぐに解決策に飛びつく場合は、その解決策が具体的にどのような問題を解決するのかを尋ね、それを把握する）。

   例えば、ストリーミングビデオの会社であれば、以下のような機会（または問題提起）があります。

   • 見るものが見つからない。
   • 好きな番組のエピソードが切れてしまった。
   • 特定の番組を検索する方法がわからない。
   • 新しいシーズンがいつ配信されるのかわからない。
   • 見ていた番組がもう見られない。
   • 寝てしまったのに、何話も再生され続けた。
   • フライト中に番組を見たい。
   • イントロをスキップしたい。
   • この番組はいいのか？
   • 友達が何を見ているか知りたい。
   • あの俳優は誰？
   • 電車の中で見たい。

3. 具体的な機会に対する解決策をブレインストーミングする (try Crazy 8s Practice). チームとして議論する。

4. 成功の可能性が最も高い解決策をチームに投票させる (try Dot-Voting).

5. 上位3つのソリューションアイデアについて実験を行う。

リモートファシリテーションのコツ

• 対面してやることと、遠隔でやることの違いはあまりない。
• ホワイトボードには、ステップや、プラクティスをどのように使い分けているのか、また、それらのプラクティスがどのように関連しているのかを明確に書いておく必要がある。
• 例: オポチュニティー・ソリューション・ツリーとアフィニティーマッピング、そしてHMW （どうすれば〇〇できるだろうか？）を組み合わせて、あなたの機会領域や期待されるインパクトを質問に変えるとどうなるかを説明します。

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