Matt Takane
Johan Bonneau
リアルタイムレトロスペクティブはEmily Webberが考案した手法で、大勢の参加者からのフィードバックをリアルタイムで長期に渡って収集するというものです。 イベントが中盤に差し掛かる頃には以下のような情報が得られているはずです。
タイムライン形式でのフィードバック(ポジティブとネガティブの両方のフィードバックを含む)
リアルタイムでのメンバーの雰囲気と反応の記録
壁に貼られたたくさんの付箋
Open Practice Libraryの基礎部分である「文化と協働」の領域が該当します。
サーベイへの回答は誰にとっても面倒なものです。特に設問が3つ以上あると。フィードバックは思いついた時にすぐ、率直に、フリーフォーマットでやった方が良いはずです。リアルタイムレトロスペクティブは参加の敷居が低く、自発的に、簡単に、匿名で参加することができます。
スプリントが長く、複数のセッションや活動を含む場合、チームの雰囲気や情報をリアルタイムで可視化して把握することができます。
連続して同様のセッションを実施する場合、迅速に改善する必要があり、場合によっては即座に調整することも必要です。
大きな模造紙(A1サイズなど)
8cm × 6cmなど少し大きめの付箋
3cm x 3cmなどの小さな付箋(3色以上)
複数のマーカーペン
テープ
フィードバックを掲載する壁をみつけ、模造紙を貼ります。
時間を表す長い線を横に引きます。
時間軸の線の上にはハッピーな顔を描き、線の下には悲しい顔を描き、線に沿って驚いた顔を描きます(これは、あなたが受け取りたいフィードバックのタイプを表します - ポジティブ、ネガティブ、驚き)。
このプラクティスの目的と、準備した模造紙の使用方法を参加者に説明します。共有すべき主なポイントは以下:
参加者がこのプラクティスに参加するための手引の在り処。
時間軸は左から始まり、あなたが終了と指定する地点まで続くこと。
あらゆるフィードバックが歓迎されます、フィードバックアイテムごとに1つの付箋を使いましょう。
常にフィードバックを見直し、それに基づいて適切な改善を行ってください。
タイムラインレトロスペクティブ:Patrick Kuaが考案したもの。フィードバックを時間軸に沿って並べるもので、リアルタイムレトロスペクティブに似たアプローチを採用している。
Linda Rising:タイムラインレトロスペクティブの時間軸の考え方に基づき、そこに毎日チームのレトロスペクティブを反映していく連続的レトロスペクティブ。
リアルタイムレトロスペクティブ をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。