レトロスペクティブは、グループが自分たちの仕事を振り返り、検査し、適応させるための機会を提供します。多くの場合、スプリントの終わりに行われますが、いつでも実施することができます。チーム内で実施できるレトロスペクティブの種類は無数にあり、陳腐化して参加意欲が低下するのを防ぐために、いろいろと混ぜて実施するとよいでしょう。ヘッダー画像（The Heroes Journey）のようなものを実施して、次回はこのヨットのレトロを試してみてはいかがでしょうか。

レトロスペクティブは、継続的な改善を促進します。プロジェクトが終了するのを待って納品物全体の「教訓」をまとめるのではなく、納品中に短い時間枠を設けて、チームが軌道修正し、作業方法を改善する方法を見出すことを推奨します。これは、チームによって合意された行動とその所有者、予定される期限という形で行われ、トラッキングを可能にし、確実に完了するよう支援します。

必要なのは誰？

• ファシリテーター
• チーム

推奨時間

• レトロスペクティブの対象となる期間の長さによって異なります。1週間のスプリントレトロスペクティブには、30～60分の時間を確保することを推奨します。

難易度

• ファシリテーター: Easy
• 参加者: Easy

必要なファシリテーションのマテリアル

レトロスペクティブには、さまざまな形式があります（アイデアを提供する優れたリソースへのリンクは、参考文献を参照してください）。ファシリテーションで使用される代表的なマテリアルには、以下のものがあります:

• 付箋を貼れるフラットなスペース

• 付箋 (できればいろいろな種類を)

• シャーペン

• ホワイトボードやMagicWhiteboard紙を使用する場合は、ホワイトボードペン

• 時刻を記録するための時計

アドバイス

• チームのコントロール外のことにあまり深く立ち入らないように注意してください。1時間のセッションで価値が見出されることはほとんどありません。

• レトロは、チームが必要とするものであれば、どんなものでもよいのです。また、チームの許可を得て、「5つのなぜ」のような手法で特定の問題を掘り下げていくこともできます。

• レトロスペクティブの結果には、場所が大きな役割を果たすことがあります。レトロの場所をカフェやパブに変えたり、ウォーキングレトロのようなテクニックを使うことで、他の方法では出てこなかったような別の問題や課題を引き出すことができます。

リモートワークにおけるTips

• このイベントは、リモートでも、簡単に完了することができます。

• バーチャルホワイトボードツールなど、目的に合ったツールを利用する。

• バーチャルレトロボードの事前準備。

• 複数のレトロスペクティブ形式をローテーションすることで、さまざまな側面を収集し、人々との関わりを深めることができます。

• 全員カメラオン。

• 全員でボードを共同編集。

• 異なる参加者に異なるトピックを考えてもらう。

• 全員が貢献できる機会を確保する。

• 改善策の追跡と監視を確実に行う:

• バックログに戻す前に、チーム内で優先順位を決定する。
• それらをバックログにフィードバックする担当者を決める。
• 過去のレトロスペクティブから改善アクションを見直す。

• 飲み物や食べ物を持ち寄るなど、社交的な要素を盛り込んだり、チームの労をねぎらうための楽しいゲームを取り入れたりします。

• チーム内での交流会の開催を持ち回りで担当することを検討してもよいでしょう。

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