ローズチャート(薔薇図)

チームメンバーが伸ばすべきスキル領域を可視化し、成長の計画を立てる
Contributed by

Jerry Becker

Darcie Fitzpatrick

Published May 06, 2021
Collection
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概要

ローズチャート(Rose Chart、薔薇図)は、個々人の能力を可視化するのに使われる円形のグラフで、 個々の強みや今後伸ばしていくべき領域を明らかにします。 グラフの外観が鶏のトサカや、コウモリが翼を広げた様子に似ることから、鶏冠図、鶏頭図、コウモリの翼などとも呼ばれるようです。

メリット

チームの各メンバーのローズチャートを作成することで、 チームの強みや能力がチームにどう備わっているのか、個々の成長の機会がどこにあるかを皆が理解できるようになります。

この情報をチーム全体で透明にすることで、 スキル/知識やメンタリングについて誰に相談するのが良いかが分かりやすくなります。 また、チームリーダーはメンバーのスキルを分析し、 スキルアップを望むチームメンバーに向けた学習プランを作成することができます。

実施方法

ステップ:

  • 可視化したい能力のカテゴリを定義します。これらの領域をRose Chart Templateの「Category」にラベル付けします。チャートの右側の2つの追加カテゴリは空白のままにしておきます。これらはチームメンバーによって記入されます(後述)。
  • 各チームメンバーにRose Chart Templateを共有します。
  • チームメンバーは自身の能力・スキルを自己評価で記入します。(評価方法はテンプレート右上の凡例を参照)。
  • テンプレートの右端にある2つの空白のカテゴリーは、チームメンバーが個人的にスキルアップしたいカテゴリーです。各メンバーが独自に記入しましょう。
  • メンバー全員が自分のチャートをプレゼンします。内容を踏まえて、メンタリングのためのペアリングを組んだり、チームリーダーのレビューとスキルアップ計画を考えるための話し合いをしましょう。
  • 一定の時間が経過した後(エンゲージメントの終了時や週次、月次、四半期ごとなど)、メンバーにチャートを更新してもらいます。更新に基づいて知識共有のための追加計画をレビューし、計画を実行します。

実施例

参考

ローズチャート(薔薇図) をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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