Jerry Becker
スパゲティ・ウォールは組織内で新しいアイデアや課題をキャプチャする場所として設定された、物理的またはデジタルのワークスペースです。 仕事をする中で、改善すれば仕事の役に立つペインポイントや問題に遭遇することがあります。 同様に、インクリメンタルな、または、破壊的なイノベーションの「アハ体験」があるかもしれません。 スパゲティ・ウォールは、これらの問題やアイデアをいつでもキャプチャし組織内のメンバーとの協力を通じて有機的に共有できる専用のスペースです。
問題やアイデアを可視化することで、組織内の透明性と協力が生まれ、継続的な働き方の改善を促します。 また、新しいアイデアがコラボレーションを通じて成熟するための開始点としても機能します。
同僚はいつでもスパゲティ・ウォールを訪れ、組織全体がキャプチャし取り組んでいる現在の問題やアイデアに素早く協調することができます。 これは透明性を促進するだけでなく、自然と問題に引き寄せられ、質問やアイデアを壁に追加してアイデアを発展させることができます。 また、問題解決家や夢想家はそのスキルを組織のインパクトの推進に役立てるだけでなく、イノベーションとコラボレーションの文化を強化することができます。
大きな物理的な壁または移動式のホワイトボードに「スパゲティ・ウォール」とラベルを付けます。 このプラクティスをリモートチームで行う場合は、好みのデジタルホワイトボードツールを使いましょう。 これは常設のプラクティスであるため、無期限に専有できる場所に置くべきです。(同じ場所においておくことでいつでも場所がわかるようにしておくのが良いでしょう 🙂 )
チームの他のメンバーと会話して、スパゲティ・ウォールがどこにあるのか会話しておきましょう。また、1つの付箋に1つの問題またはアイデアを書くように同僚に伝えておきましょう。
もしあなたがアイデアを持っていたら…
TIP: 問題やアイデアの初期段階では、問題を明確に記述することを試みてください。そして、その問題文を明確に解決するような解決文を作るのです。
アイデアが良い反響を得て協力が進展しているなら、最も有望と協力者が考えるアイデアに絞り込むために、ドット投票を検討しましょう。そして、アイデアをより具体化するために詳細な情報を追加します。
このアイデアがプロトタイプによって検証するに足ると感じるようになるまで、協力者と成熟させます。この段階で、リーダーシップ(組織の意思決定者など)にフィードバックを求めるためにリーン・キャンバスやピッチデッキを作成します。
TIP: もしオーガニックにアイデアを進展させることが難しい場合、 ライトニング・ディシジョン・ジャム のような構造化されたアプローチを試して、アイデアを前進させるためのアウトラインを描いてみましょう。
問題を解決するのを手伝いたい場合…
リーダーシップ(組織のエグゼクティブやシニアマネージャー)が特定の問題を解決したい場合
リーダーシップが焦点を当てたい問題のリストを持っているなら、スパゲティ・ウォール上にそれ専用の場所を用意しましょう。
チームにアイデアの発散と収束をさせて、アイデアの効果を検証できるようにします
フィードバックを受け、実装するためにリーダーシップに報告します
Tip: スパゲティウォール自体を管理するのを手伝ってくれる誰かまたは少数の人を配置しましょう。これには、リーダーシップの課題を取り上げ、ボードのその領域に追加すること、進行中のアイデアを取り上げる協力者に連絡すること(開発に進行中の場合)、進展していないアイデアを削除することが含まれます(心配しないでください、アイデアが再び有効になった場合、誰かがそれを再度追加します😊)。
これで、組織内の問題を解決し、新しいアイデアを生み出すための共通の場所ができました!スパゲティウォールを組織が行う作業から学び続けるにつれて、有機的に進化させましょう。そして、壁からのアップデートと成功事例を共有して、さらなる協力を奨励しましょう!
スパゲティ・ウォール をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。