ターゲットアウトカム

チームが達成しようとしているゴールとアウトカム(成果)を明確化する。
Contributed by

Tim Beattie

Jonathan Johnston

Published September 09, 2018
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概要

アウトプットはプロジェクトやタスクで作成される製品・サービス・ドキュメント等を指すのに対し、 アウトカムはアウトプットがユーザー(やステークホルダ)に与える影響やアウトプットを通じて実現される価値を指します。 このプラクティスでは、チームが達成しようとしているゴールとアウトカムを明確化していきます。

  • 顧客(エンドユーザー)を見据えたのアウトカムだけでなく、ビジネスおよび能力に対するアウトカムも含めることができます。

  • ディスカバリーフェーズの他のプラクティスからの調査結果や学びをまとめ、チームやステークホルダーが定期的に参照できるようホワイトボード等に掲示します。

メリット

  • ステークホルダーやチームメンバー全体の目標を整合させ、全員が一丸となって目標に向かって進むための土台を整える。

  • 純粋なアウトプット(成果物)に対するだけでなく、顧客とビジネスに対する測定可能な成果/インパクトの達成に焦点を当てるのに役立ちます。

  • 現在の活動で目指しているアウトカムを視覚的に表現することでメンバーがそれを常に意識に留め置ける状態を作り、タスクの優先度や要否の整理に役立てることができます。

実施方法

  • ホワイトボードツール上にタイトルとステップが記載されたテンプレートを用意し、書き出してもらいたい内容を、例を交えながら明確に説明してください。
  • 皆が見える場所にタイマーを置きます。
  • 「終わりから始める」(Start at the end)と「アフィニティ・マッピング」(Affinity Mapping)のプラクティスを用いて、トピックをグループ化するところから着手しましょう。
  • 最後に活動のターゲットアウトカムをレビューし、「インパクトマップ」(Impact Mapping)や「オープンデシジョンフレームワーク」(Open Decision Framework)の起点となるSMART GOALを定義します。

リモートワークのためのTips

  • リモートでのファシリテーションは対面とあまり変わりませんが、プロダクトオーナー(PO)がドラフト版のターゲットアウトカムを準備していることをセッション前にきちんと確認しておきましょう。

実施例

参考

ターゲットアウトカム をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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