チームサクセスビーコン

チームメンバーの感情を可視化し、話し合いを促す
Contributed by

John Westcott IV

Kellie Montgomery

Published September 20, 2021
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概要

チームサクセスビーコンはデイリースタンドアップや情報共有ミーティングの代わりに使えるシンプルなプラクティスです。 ホワイトボードを使ってメンバーが思っている事、感じている事を可視化し、 可視化された現在のチームの感情やモチベーションをどう思うか、なぜこうなっているかといった話し合いを促します。 プロセスを掘り下げ、チームメンバーの感情や考えを引き出し、メンバー間の対話を使ってチーム自身に発見を促し、 継続的な改善にむけた議論を活性化します。

メリット

このプラクティスはこんな時に使います。

  • 初期のチームビルド期や、揉めている状態にあるチームの会話を促進する。
  • このプラクティスでは視覚的にギャップや非参加を表示することで、積極的な参加を促します。
  • レトロスペクティブ以外の場で継続的な改善に関する議論を促進する。
  • 全体的なプロセスや実験についてのアイデアを出す。
  • 質問をガイドしてチームの学習と好奇心を刺激する。
  • チームのスキルセット、感情、潜在的な知識ギャップに関する洞察を得る。
  • メトリクスを収集して共有する。
  • 新しいツール(例えばMuralなど仮想ホワイトボード)の採用を促進する。

実施方法

  • 実物のホワイトボードかMural等の仮想ホワイトボードを用意します。

  • 以下のようなアジャイルやファシリテーションに関するプラクティスをいくつか選んでキャンバスに追加します。

    • ムードターゲット、ムードマーブルなど、チームの感情を可視化するもの。
    • 会話を促すオープンクエスチョンや、オープントピックのためのパーキングロット。
    • ステッカーサーベイを用いてリッカート尺度で情報を集める誘導型の質問。
    • メトリックやその他の情報ラジエーターを提供して、チームの観察を集める。
  • ファシリテーターは事前に全ての質問とメトリクスを準備します。継続的な改善の機会のエリアについて考え、チームに発見を促すための対話を促します。

  • チームメイトが静かに協力するために約10分のタイマーを設定します。

  • チームでのディスカッションに約20分の時間を確保します。

    • チーム全体の感情をメモし、メンバーには自分の気持ちについて話すよう促します。
    • オープンクエスチョンやステッカーサーベイの質問の結果を一緒に見ていきます。
    • 会話は流れに任せます。何が起こるかは予測できません。
    • ファシリテーターは潜在的なアクションアイテムや追加で試すべき実験をメモします。
    • 規模の大きい話題が出たときは、チームで話し合います。後日議論するためにパーキングロットに移動するのも良いでしょう。

Tips

  • 事前に全ての質問とメトリクスを準備しましょう。
  • チームリーダー(例:スクラムマスター)とチームメンバー(例:アーキテクトやデベロッパー)が一緒に実施すると効果的です。
  • オンラインミーティングとして実施する場合はカメラをONにしましょう。
  • メンバーが自然体で会話できるよう、プラクティスの実践は短く、簡潔に。
  • メンバーを飽きさせず、新しいトピックも話題として触れるように、毎回質問を変えてみてください。
  • 話し合いに参加していない人にも意見を共有するよう促します。
  • 作成物(例:感情、参加、メトリクス)は、常に新しい話題に沿うよう更新し続けましょう。 Embedded Content

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