仕事の可視化

チームの仕事のあらゆる側面を視覚的に表現する
Contributed by

Tim Beattie

Matt Takane

Published April 08, 2018
Collection
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概要

このプラクティスには、仕事のあらゆる側面を視覚的に掲示するものです。チームメンバー、ステークホルダー、ユーザーにとって有益な情報は、壁、窓、ドア、その他の平らな面に物理的に表示され、その情報を見ることで価値を得る人々の視界に入るように配置します。

”情報ラジエーター(Information Radiator)”は、1人または複数の人に物理的に情報を提供するために使用される成果物です。

”壁を回覧する(Walking the Walls)”というアクティビティは、プロダクトに興味を持つ人が、関連チームが作業している物理的な空間を歩き回り、壁に貼られた成果物を見たり、そこから生まれる会話から必要な情報を得るというものです。

メリット

仕事の可視化は、透明でオープンな仕事の進め方を促進するのに役立ちます。プロダクトのステータス、進捗状況、方向性、課題や機会に関する情報を隠さずに公開します。従来、このような情報は、共有ドライブ上のファイル(たとえば、プロジェクト計画のスプレッドシート、PowerPointのスライド、Word文書など)に保管されていましたが、これにはアクセスできない、知られていない、見つかっても最新ではないという課題がありました。

重要な情報に常にアクセスでき、目に見える状態であれば、情報を探す無駄が減り、仕事のスピードも正確性も向上します。また、継続的に注意を喚起されるため、情報が正確である可能性も高くなります。

Embedded Content

実施方法

誰が必要なのか?

  • 透明性のある仕事の進め方を推進するファシリテーター(スクラムマスターなど)。
  • 視覚化された仕事を提供する責任を負う全チーム。
  • 情報を参照し、フィードバックする、ステークホルダー。

推奨される時間

  • それぞれの情報ラジエーターを作り、掲示を開始するための5-10分
  • アドホックな更新は、継続的に行われ、ファシリテーターが、提示された情報を継続的に参照し、フィードバックします。

難易度

  • Facilitator - Medium
  • Participants - Easy

どのようにフィットするのか?

  • オープン・プラクティス・ライブラリーFoundationの”カルチャー&コラボレーション”で通常実施されます。

ファシリテーションに必要な資材

  • フリップ・チャート用紙
  • マジックホワイトボードチャート
  • 書き込み可能な壁
  • フリップチャートとホワイトボード用ペン
  • 付箋 (あらゆる形、サイズ、色)
  • シャーペン
  • 大型モニター/テレビ
  • ダッシュボード(CI/CDモニターなど)を表示するための小型コンピューター

方法

  • すべての情報ラジエーターの位置と、誰が視界に入るかを考慮する
  • 異なる情報ラジエーター間での色分けを検討する(例えば、同じ色の付箋で特徴を表すなど)
  • インスピレーションを与え、興味を喚起するような質の高い情報ラジエーターを制作するために十分な時間を確保する
  • 情報ラジエーターを利用するすべての人に紹介する(情報ラジエーターに貢献したり、情報ラジエーターから情報を消費したりする)
  • 提示された情報の継続的な点検と更新を奨励する

仕事の可視化に使用する情報ラジエーターにつながるプラクティスには、次のようなものがあります:

実施例

参考

仕事の可視化 をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。


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