Chris Baynham Hughes
このプラクティスは、問題解決に向けてクラウドソーシング(Crowdsourced)のアプローチを提供するように設計されています。問題は「ハエ(the fly)」によってグループに提起され、グループは「ハエ」に邪魔されることなく問題を議論します。
私たちはしばしば、直面する複雑な問題の解決策を見失うことがあります。「それはもう試したことがあるよ」、「ああ、でもそれはうまくいかないよ、だって…」。これらは、他の人からの解決策の提案に対する一般的な反応です。つまり、私たちは、アイデアが形になる前に、そのアイデアを切り捨てていることがあります。このプラクティスを通じて、「壁にとまっているハエ」は話を聞き、会話の流れに身を任せなければなりません。好奇心を持ち続け、アイデアが完全に形になるのを待ってから、会話に戻ってフィードバックし、言われたことに洞察やコメントを加えなければなりません。
この特別なプラクティスは、「モブで学び、ペアで構築する」アプローチで練習するチームではなく、主に個人やペアとして活動するチームに適しています。グループ思考と包括的な問題解決の力を発揮するのに最適な方法です。
これは時間制限のあるプラクティスです。
「ハエ」役は、問題の概略(理想的には解決策や現在までの取り組み)を説明します。必要に応じて後述することもできます。 [3-5分]
チームは、自分たちが問題を正しく理解して明確にするために、あらゆる質問をします。
チームは問題をさらに深く議論し、可能な解決策を考え始めます。このプラクティスは、グループで考える際に、10 for 10やサイレント ブレーンストーミング/ブレーンライティング などのプラクティスと組み合わせることができます。「ハエ」役は、関心を持って耳を傾け、メモを取ります。[10-20分]
「ハエ」役は、グループに感謝し、聞いたことに反応します。この時点で、「ハエ」役は、次のステップに進む準備ができているかもしれないし、聞いた話から詳細に飛び込むことを要求するかもしれないし、さらなる情報を提供するかもしれません;例えば、すでに言われたとおりの解決策を試したことがあり、その詳細や証拠を持っている場合、ステップ3を繰り返すことになります。
壁にとまっているハエ をチームや顧客、ステークホルダーと実施するにあたりより詳細にお知りになりたい場合は、以下のリンクを参照してください。